第一内科について
国内留学について
平成16年卒 藤原 昌彦
私は九州大学病院での初期研修を終え、関連病院の福岡東医療センターで2年間のレジデントを行いました。虚血性心疾患の検査・治療を主に、不整脈・心不全から心エコーまで幅広く勉強させていただいた後、九大病院第一内科に戻りました。
そこで研究室主任であります小田代敬太先生のもと、全身動脈硬化性疾患をみる重要性を学びました。糖尿病・脂質異常症・高血圧等から起因する動脈硬化疾患は現在多岐にわたり、特に下肢重症虚血肢の生命予後の悪さは、悪性腫瘍等よりもはるかに悪く、また明確な治療方針も定まっていない分野です。それまで私は心臓・冠動脈のみに注視している循環器内科医でしたが、頭頸部動脈から足先まで、全身の動脈を診て治療介入をするという仕事に大いなる希望を感じました。
2年半の間大学病院で多くの勉強をさせていた上、小田代先生のご紹介を頂き、2010年10月から現職に就かせていただきました。岸和田徳洲会病院は、横井良明副院長のもと、この分野では常に日本の先端を走っている施設です。毎日のカテーテル診断・心血管インターベンション治療(冠動脈・頸動脈・腎動脈・下肢動脈・大動脈瘤)および、救急診療を始め、浅大腿動脈に対する新デバイス・ステントの治験および重症虚血肢に対する治療レジストリー等、日々多くの仕事を行っています。
九州大学病院第一内科には、自分の強い意志・夢をもって仕事をしようとする者には必ず大いなるサポートをいただける風潮があります。総合内科のためその仕事内容は多岐にわたり、また諸先輩方の人脈も多くあります。広い視野をもって、毎日眩暈がするほどの充実感をもって仕事をしたいと、日本中・世界中の患者さんの助けとなりたいと、いい時も悪い時も心から信頼できる仲間と一緒に仕事がしたいと、そう考える人は我々と一緒に頑張ってみませんか??