九州大学医学部 第一内科

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九州大学医学部第一内科教室

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若手教室員の会「21世紀青年の会」

若手勉強会の発足について

平成16年卒 藤原昌彦

2008年の秋頃の話です。ある会合中(実は完全な飲み会でしたが、、)に、ある話になりました。

2004年から施行された新臨床研修医制度は未だ不安定な制度であり、地域の医師不足問題に加え、終了時に研修医間で大きな差ができてしまうという問題がありました。以前の大学病院研修医教育は入局を前提としたものであり、少々モチベーションの低い研修医でも長い時間を共にする事でその人に合わせたじっくりとした教育は可能でしたが、新制度のもとでは数か月で多くの研修医がローテーションしていきます。積極性の高い研修医はどんどんと入り込んで来て大いに育っていきますが、その科に興味を持たない研修医・積極性の欠ける研修医は受け身になりあまり得るものなく終了していきます。当時の(現在もですが、、、)2年間の研修医を終える頃には、医者としての心構え・知識を得て終了する医師と、知り合いが増えて他科コンサルトだけはうまくなる医師と、その後の頑張りでは埋めきれない差ができてしまっていました。

※腕を組んでいるのが本人です

大学病院では非常に専門性の高い知識・治療が求められており、いわゆるCommon Diseaseに接する機会が少なくなります。行っている診療は他の病院では得られない高度なものであり何にも代え難い経験となりますが、その専門性の高さゆえに上級医の指導無くては何も行えず、自分の能力で判断し診療を組み立てる能力を養うことが難しくなっています。

かくいう自分も新臨床研修医制度の初年度生であり、その場にいた3人の先輩方も研修医教育に同様な意見を持たれており、若手の若手による若手のための勉強会が必要なのではと考えました。

その先輩方、亀崎健次郎先生(血液研究室・現在米国留学中)、森康夫先生(血液研究室・現在米国留学中)、長崎洋司先生(感染症研究室・現済生会福岡病院 感染管理室長)と勉強会を立ち上げることとなりました。最初は飲み会の理想論として終わるかと思っていましたが、長崎先生の行動力・バイタリティーのもと2008年10月21日を初日に開始する事ができました。

勉強会は、通常の研究会と違い高い専門性は求めず、一般臨床内科医として必要な情報を提供し、質問しやすいように若手のみが参加(原則10年目以下)する形式としました。最初は研修医・レジデントを主に対象としていましたが、第一内科の若手(大学院生)の参加も徐々に増え、また、第一内科の研修を終えた研修医の先生、研修の予定のない先生も参加して頂けるようになりました。本会は総合内科の強みを最大限に生かし、血液、肝臓、感染症、アレルギー、消化管、循環器など内科診療に必要な分野の勉強会を行っています。

私は2008年10月から2009年12月まで計18回を担当させていただきました。その後は後輩の宮脇恒太先生(血液研:大学院生)に引き継ぎ現在も継続中です。5年、10年続く勉強会になればと思っています。

第一内科に興味がある先生も、そうでない先生も、日常診療で不安・疑問は多くあると思います。意外にも日常診療に対する疑問点は皆共通しています。活発な議論の下で皆さんが一歩全身できる会を継続したいと考えておりますのでどうぞご参加ください。」

21世紀青年の会の活動紹介

平成18年卒 宮脇恒太

先にご紹介したように21世紀青年の会とは、九州大学医学部第一内科の若手(自称・他称を問わず)有志メンバーによる勉強会です。第一内科医局員だけでなく、ローテーションで第一内科にて研修されている研修医の先生も積極的に参加してくれ、活気のある会となっています。本勉強会は月一回(基本は第3火曜日・20時〜)の頻度で、病棟のカンファレンスルームにて開催しています。

本勉強会は、まだ発足して2年足らずの会です。それ故、会の形式や内容はメンバーからの意見や工夫により、現在も試行錯誤と進化を続けています。発足初年度は、会の構成メンバーの中で持ち回り制で講師を決め、決まったテーマについて講義を行うという形式を取っていました。2年目となる今年は、院内の検査技師の先生や薬剤師の先生、他科の先生など、会の外部からそのテーマを専門とする先生を講師としてお招きし、御講演を頂いております。(下表参照)。他科の先生やコメディカルの先生をお招きし、意見交換や質疑応答をすることで交流も深まっています。そしてそのようにして培った人間関係が、日常診療においても検査部や他科との情報交換を密にし、結果的に患者さんのメリットに繋がる、この会の“架け橋“としての新たな可能性も感じています。

会の基本理念は、「有志による有志のための会」です。前述の講義のテーマについても然りですが、他にも、研修医の先生やより若手の先生が質疑の出しやすいように、席の配置や雰囲気を工夫したりする等々、どうすれば参加者の得られる“実”が大きいものとなるかを常に考え、そのための工夫を自分たちの手で行っています。

まだまだ発展途上の会ではありますが、エネルギーとダイナミズムが詰まった、現在の第一内科 “らしさ” を象徴する会であると思います。基本的にオープンな会となっています。職種・所属は問わず、参加して頂ける方は大歓迎です。下記メールアドレスまでご一報頂ければと思います。
(21世紀青年の会管理人 21seikiseinen@googlegroups.com

この場を借り、素晴らしい講演を頂いた先生方に心から感謝の意を表し、紹介文とさせて頂きます。

開催月 講師 テーマ
2010年3月 血液検査室・須田正洋先生 血液検査−末梢血塗抹標本所見からわかること1
2010年4月 細菌検査室・清祐麻紀子先生 細菌検査室↔ベッドサイド
2010年5月 外来化学療法室・渡邊裕之先生 外来化学療法室
2010年6月 ハートセンター・小宮陽子先生 心エコー
2010年7月 血液検査室・須田正洋先生 血液検査−末梢血塗抹標本所見からわかること2
2010年8月 済生会福岡総合病院・長崎洋司先生 感染症
2010年10月 九州大学病院循環器内科・岸拓弥先生 ハンプについて
2010年11月 九州大学病院腎疾患治療部・江里口雅裕先生 輸液の肝(キモ)
2010年12月 日赤病院脳血管内科・三本木良紀先生 眩暈の鑑別
2011年2月 腫瘍グループ・田村真吾先生 腎機能評価、理論と実際
2011年3月 血液グループ・島隆宏先生 フローサイトメトリーについて
2011年6月 膠原病グループ・綾野雅宏先生 日常診療で膠原病を見逃さないために知っておきたいこと
2011年7月 腫瘍グループ・田村真吾先生 ここが変わった!AHA BLS&ACLSガイドライン2010

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