九州大学医学部 第一内科

医学生・研修医のみなさん

  • 新入医局員募集
  • メッセージ&レポート
  • OB・OG紹介
  • イベントレポート

九州大学医学部第一内科教室

〒812-8582 福岡市東区馬出3-1-1
[TEL] 092-642-5228
[FAX] 092-642-5247

診療グループ

>ホーム>診療グループ>膠原病・免疫グループ

膠原病・免疫グループ

免疫・膠原病グループの診療案内

免疫・膠原病グループは以下の3つを診療の柱にしています。

  • 1.国内屈指の診療経験に基づいた適格な診断
  • 2.エビデンスに基づいた標準的免疫抑制療法や分子標的療法の実施
  • 3.難治性膠原病に対する高度医療

1.国内屈指の診療経験に基づいた適格な診断

当グループでは、膠原病をはじめ、免疫の異常によって生じる全ての疾患を対象に診療を行っています。私達は、全身性エリテマトーデス、 関節リウマチ、強皮症、多発性筋炎/皮膚筋炎、血管炎症候群などの膠原病の診療を行いますが、加えて不明熱、関節痛、リンパ節腫脹、免疫不全症、自己炎症性疾患など、診療科横断的な総合的知識を診断のために必要とされる疾患も診療しています。当科では1965年(昭和40年)から九州大学病院で膠原病の診療を開始しており、国内屈指の診療経験があります。この経験に基づいて、当科にご紹介頂いた全身性エリテマトーデスにおける複雑な病態や血管炎等の診断が困難な病態を適格に診断しています。関節リウマチは、近年その治療が飛躍的に進歩したことに伴い、2010年に早期診断を目指して欧米より新しい診断基準が提唱されていますが、それでも早期診断が困難な患者様が少なくありません。私達は関節エコーやMRI等の画像検査を取り入れることにより、診断精度の向上を達成しています。補体欠損症等の先天性免疫不全症やTNF受容体関連周期性症候群等の自己炎症性疾患では遺伝子解析も導入し診断精度を上げています。

2.エビデンスに基づいた標準的免疫抑制療法や分子標的療法の実施

当科では診断確定後にはエビデンスに基づいた副腎皮質ステロイドや免疫抑制剤による標準的免疫抑制療法を安全かつ有効に施行しています。近年、リウマチ・膠原病の治療は、生物学的製剤の登場により飛躍的に進歩しました。2011年現在、TNF阻害薬、抗IL-6受容体抗体、T細胞選択的共刺激阻害薬が保険適用となっており、申請中や開発中の薬剤も数多くあります。私達は生物学的製剤による分子標的療法においてはエビデンスと作用機序に基づき、適切な薬剤選択を行うとともに、新しいエビデンスの発信や基礎研究による分子標的薬の作用機序の解明と発信を行っています。また、私達は膠原病や免疫疾患に対する新規薬剤についての様々な臨床治験に携わっています。

3.難治性膠原病に対する最先端医療:自己造血幹細胞移植

膠原病の中には強皮症における進行性の皮膚硬化や皮膚筋炎における急速進行性の間質性肺炎のように標準的治療や新規薬剤に抵抗性の病態が存在します。このような難治性の病態に対し私達は血液グループと共同で2002年より高度医療として自己造血幹細胞移植を行って来ました。これは大量免疫抑制療法により体内の自己反応性リンパ球を根絶後、純化した自己造血幹細胞を移植し、新しい免疫系を再構築することにより、自己寛容の回復そして疾患の治癒または寛解を目指すものです。これまで、強皮症19名、皮膚筋炎3名、ウェゲナー肉芽腫症1名の計23名の膠原病の患者さんに本療法を施行し、安全性を確認すると共に、強皮症では皮膚硬化や間質性肺炎の改善、皮膚筋炎では間質性肺炎や皮膚潰瘍の改善、ウェゲナー肉芽腫症では肉芽腫の縮小を認めています。2011年より強皮症と皮膚筋炎に対して臨床第II相試験を開始しています。

以上、当科には、膠原病や免疫疾患に対して「標準的な免疫抑制療法から最先端の治療まで」という特徴があり、すべての治療オプションを揃えて診療に当たっています。さらに大学病院の特性を生かして最先端の分子標的療法や造血幹細胞移植等の治療法を積極的に導入しています。

自己免疫学分野の研究はこちら

Copyright© DEPARTMENT OF MEDICINE AND BIOSYSTEMIC SCIENCE KYUSHU UNIVERSITY FACULTY OF MEDICINE All Right Reserved.