九州大学医学部 第一内科

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九州大学医学部第一内科教室

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診療グループ

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糖尿病グループ

我々のグループでは、糖尿病、高脂血症、肥満症などの生活習慣病を対象疾患として、次のような診療・研究を行っています。

1.診療

九州大学病院では、第一内科、第二内科、第三内科の糖尿病専門医、糖尿病専門看護師、栄養士、薬剤師などで、「糖尿病患者の集団指導専門部会」を形成し、糖尿病患者さんを対象として外来および入院診療を行っています。第一内科も他科の糖尿病研究室と連携して外来および入院糖尿病教室を開き、糖尿病患者さんに糖尿病に関する知識を深め、自己管理の実践力を高めてもらっています。また、医学部学生への講義、ベッドサイドミニレクチャー、大学病院における他科からのコンサルト、一般医師向けの講演会、学術集会などで、糖尿病に関する基礎と臨床の最新の情報を発信するとともに、現在糖尿病は激増しており、専門医派遣の依頼も多く、糖尿病専門医の育成に力を入れています。さらに、2010年には、糖尿病の基礎から臨床、心理的アプローチ、社会連携、さらには先端医療に至るまで、幅広く、しかし、できるだけ簡潔に糖尿病学を提示する理念のもとに「コメディカル・研修医・一般臨床医のための糖尿病治療ハンドブック」を出版し、糖尿病に関する知識の普及に努めています。

2.研究

(1)1型糖尿病の発症機構の解明

1型糖尿病は膵β細胞の破壊により発症しますが、その多くは自己免疫機序によると考えられています。我々の研究室ではこの自己免疫機序の解明に努め、特にB細胞の免疫応答調節機構を中心とした論文報告をつみかさねてきました(Diabetes 1985, 1989, Clin Exp Immunol 1998, Int Immunol 1997, 2000, N Engl J Med 2010)。特に、自己免疫病の代表的モデル動物NODマウスのES細胞は現存する唯一の細胞株として(FEBS Lett 1999)、この細胞を用いた多くの国際共同研究が進行中です(Exp Diabetes Res 2004)。また、一部の糖尿病の発症においてウイルス感染の関与が疑われており、ウイルス糖尿病の発症メカニズムや(Experientia 1987, Arch Virol 2008)、ウイルス誘発糖尿病に関わる感受性遺伝子の探索・解析などの研究も進めています。

(2)AIRE遺伝子の発現制御とその機能

AIRE遺伝子は、自己免疫性多腺性内分泌不全症・カンジダ症・外胚葉性ジストロフィー(APECED)の責任遺伝子です。その変異を有する患者さんでは、さまざまな臓器特異的自己免疫疾患を発症することが知られています。AIREは免疫応答調節に関わることが示唆されていますが、その詳細は不明です。当研究室では、インスリン依存糖尿病を合併したAPECED症例の経験をきっかけに(Clin Immunol 2002)、AIREの研究を開始し、その免疫制御の詳細を解明するための研究を遂行しています(Immunol Lett 2002, 2005, J Clin Invest 2005, J Intern Med 2007)

(3)膵島β細胞の再生

1型糖尿病は、インスリン産生細胞である膵β細胞が破壊され発症する疾患であり、膵β細胞の再生医療が期待されています。我々の研究室では、ES細胞やiPS細胞といった多能性幹細胞や膵組織幹細胞から膵β細胞を再生させる研究を進め (PNAS 2008, Diabetologia 2009a, 2009b, J Endocrinol 2009)、糖尿病の根治療法の確立を目指しています。

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