九州大学医学部 第一内科

医学生・研修医のみなさん

  • 新入医局員募集
  • メッセージ&レポート
  • OB・OG紹介
  • イベントレポート

九州大学医学部第一内科教室

〒812-8582 福岡市東区馬出3-1-1
[TEL] 092-642-5228
[FAX] 092-642-5247

診療グループ

>ホーム>診療グループ>循環器グループ

循環器グループ

当グループでは、九州大学病院ハートセンターにおいて、さまざまな心血管疾患に対する診断、治療を行っています。2名の教員、4名の医員で外来、病棟の診療を行っており、内4名が日本循環器学会認定循環器専門医、1名が日本心血管インターベンション治療学会専門医兼指導医です。 総合内科学教室に所属する当研究室の診療には、下記のような特色があります。

  • 1.最新の診療技術と深い知識を備え、心臓のみでなく、血管病変に対する精査、治療を行う
  • 2.全身の管理を行い、様々な内科疾患に合併した心血管病変の精査、治療に対応する

1.高い専門性を持って、心臓のみでなく、血管病変に対する精査、治療を行う

(図1:3次元電気生理マッピング)

第一内科の発足時より行ってきた高周波カテーテルアブレーション(心臓電気焼灼術)に関しては、研究、臨床症例の積み重ねによる電気生理学の基礎的な理解を土台に、治療対象を拡大しており、心房細動やその他頻拍性不整脈に対して、安全かつ再発率の低い治療を追求しています(図1)。また、近年増加の一歩をたどる動脈硬化性疾患へも、国内外の臨床研究結果に基づく最適な治療法の判断を行い、冠動脈疾患への治療(図2)はもとより、下肢動脈、腎動脈、その他末梢動脈疾患の治療(図3)にも力を入れています。カテーテル治療の適応と判断された場合は安全かつ適切な治療を行っており、現在当研究室では、年間約300例の診断カテーテル検査、約150例のカテーテル治療を行っています(図4)。心臓外科、血管外科、小児循環器内科などと連絡を取り合い、互いの専門領域をカバーするとともに、外科的治療(手術)が必要と判断された場合は、迅速な治療が行えるよう、密な連携をとっています。また、当研究室では、身体所見、心音検査、ベクトル心電図、心エコーなどをもとに心臓の生理的働き、病態を深く理解し考察することを心がけています。

図2:冠動脈治療前後

図3:下肢動脈治療前後

図4:カテーテル検査・治療件数

2.全身の管理を行い、様々な内科疾患に合併した心血管病変を熟知し適切に対応する

当グループでは患者さんの利益を考え、心血管領域以外の消化管、呼吸器、腎臓などの主要臓器にも留意しつつ診療を行っています。心血管領域に関しても、全身の動脈硬化病変の評価を行うと同時に、動脈硬化のリスク因子の管理も徹底して行っています。また、内科外科を問わず、院内からのコンサルトにも迅速に対応しており、病態や問題点に応じて、総合内科教室に属する当グループならではの診療の手助けを行っています。また、血液疾患、膠原病、悪性腫瘍、感染症、肝臓、糖尿病の当科各診療領域と心血管領域には関連が多くあり、疾患自体の心血管病変や、治療に伴う心血管毒性などは専門的診療が不可欠であるため、従来より第一内科の各診療グループと深く連携してこれらの疾患と合併した心血管疾患の診療を行っており、全身疾患と心血管疾患の関連においては国内屈指の知識と経験を有しています。

診療対象疾患

虚血性心疾患

(狭心症、心筋梗塞など)

不整脈

(心室頻拍、心室細動、心房細動、心房頻拍、上室性頻拍、WPW症候群など)

大動脈~末梢動脈疾患

(大動脈瘤、大動脈解離、腎動脈狭窄、下肢閉塞性動脈硬化症など)

心不全

(急性心不全、慢性心不全)

肺高血圧症

(特発性肺動脈性肺高血圧症、慢性肺動脈血栓塞栓症、膠原病に伴う肺動脈性肺高血圧症など)

弁膜症

(大動脈弁狭窄症、僧帽弁閉鎖不全症など)

心筋症

(肥大型心筋症、拡張型心筋症、代謝異常に伴う心筋症など)

心筋炎

(急性・慢性心筋炎、劇症型心筋炎)

主な特殊検査

特殊生理検査

心音図、ベクトル心電図、加算平均心電図、ホルター心電図(12誘導を含む)、トレッドミルテスト、心肺運動負荷検査(CPX)、足関節上腕血圧比(ABI)

終夜睡眠ポリグラフィー

心臓超音波検査(経胸壁、経食道、3Dエコー、ストレイン)、血管エコー(頚動脈、大動脈、腎動脈、下肢動脈、下肢深部静脈、その他全身の動静脈)

冠動脈CT、心臓CT

心臓MRI

核医学検査:負荷心筋シンチ、負荷脳血流シンチ、肺換気・血流シンチ

陽電子放射断層撮影(PET)

心血管カテーテル検査(心内圧測定、心拍出量算出、肺動脈造影、右心室造影、冠動脈造影、左心室造影、大動脈~末梢動脈造影、血管内超音波、光干渉断層法、プレッシャーワイヤー)

主な治療技術、診療内容

虚血性心疾患へのカテーテル治療

(PCI; percutaneous coronary intervention: 冠動脈高度狭窄に対するバルーン、ステント、ローターブレータ、末梢保護デバイスの使用)

末梢動脈疾患へのカテーテル治療

(EVT; endovascular therapy: 下肢動脈、腎動脈、鎖骨下動脈、腸間膜動脈などの高度狭窄に対するバルーン、ステント)

大動脈疾患へのカテーテル治療

(胸部大動脈瘤、腹部大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術:心臓外科、血管外科と連携)

頻脈性不整脈への高周波カテーテルアブレーション(三次元画像システム:CARTO®やEnSite®の使用)、植え込み型除細動器

徐脈性不整脈へのペースメーカー植え込み

心不全、心筋症、心筋炎の診断と治療

(心臓カテーテル検査、心筋生検、大動脈内バルーンパンピング、経皮的心肺補助、両心室ペーシング)

動脈硬化のリスク疾患の診断、管理

肺高血圧症の原因精査、薬物治療

血管炎の精査、治療

研究室スケジュール

研究室回診 毎日8:00~8:30
北棟3階ハートセンター
研究室カンファ 毎日18:00~19:00
北棟3階心臓カテーテル検査室(水曜のみハートセンターカンファレンス室)
心電図講義 金曜日8:00~8:30
南棟3階CCUカンファレンス室
若手勉強会 金曜日 7:30~8:00
外来棟1階シアトルズベストコーヒー

表1: 研究室スケジュール

心血管分野の研究はこちら

Copyright© DEPARTMENT OF MEDICINE AND BIOSYSTEMIC SCIENCE KYUSHU UNIVERSITY FACULTY OF MEDICINE All Right Reserved.